ガンをやみくもに怖がらなくていいと思う
どーも、こんにちは!アトピーで乳がんだけど元気にヨガインストラクターしているaya.です!
こんなサイトを見つけました。
具体的なつらさの症状とつたえ方|がんのつらさ~痛みや症状をつたえて~|シオノギ製薬(塩野義製薬)がんにかかると身体的、精神的にさまざまな症状が現れやすくなります。ここでは、具体的な症状と医療者へのつたえ方についてご紹介します。
ガンのつらさの代表的なものが18個あげられていて、それをどのように医療従事者に伝えればいいかが書いてあります。
もくじ
18個もあるの⁈
実は私、18個のうち当てはまるものがほとんど見当たりませんでした(なんとまあ!)
強いていえば、眠気とかだるさとか?ただ、これってガンが原因と言うよりも、アトピーがひどい時の症状。
アトピーで眠れない、または睡眠の質が極端に悪いために眠気やだるさに悩まされることはありますが、アトピーの症状が落ち着けば元に戻ります。
リュープリン(生理を止めるためのお腹に打つ注射)を始めて数ヶ月は、手がしびれるなどの症状が出ましたが、こちらも今ではおさまっているし、薬の副作用の疑いが強い。
と、なると、やはりほぼ当てはまるものがない。
私が、初期の乳がんであるならわかるんですが、私はステージ4でリンパにも転移している、いわば末期のガン患者です。
一年で半分に縮小したとはいえ、一年前は腫瘍が5センチ近くありましたが、ここに書かれているような症状は経験したことが、ありません。
針生検の約2週間後、2日間だけ、脈打つような痛みがあって腫瘍が3つに分裂したことはありましたが、それ以降は全くなし。
詳しくは↓の記事をどうぞ。
【乳がんステージ4】抗がん剤、そして手術と言われたけど、その選択をしなかった私の一年後 | Pop Sick Life
どーも、こんにちは!アトピーで乳がんだけど元気にヨガインストラクターしているaya.です! アトピー脱ステ4年目の話の次は、乳がんの話。 どーも、こんにちは!アトピーで乳がんだけど元気にヨガインストラクターしているaya.です! …
こんなことってあるのかなあと思いながら、よくよく読んでみたら謎が解けました。
辛さの直接的な原因がガンの場合って、1/3以下やん
一つ一つ確認してみると、がんの症状による直接的なつらさは、「痛み」「だるさ」「息苦しさ」「腹部の膨満感」「しびれ」くらいで、あとは精神的ストレスと抗がん剤や放射線治療の副作用によるものでした。
私の解釈で18個を原因別に分けると……
・ガン=「痛み」「だるさ」「息苦しさ」「腹部の膨満感」「しびれ」
・抗がん剤等の副作用=「吐き気」「おう吐」「皮膚症状」「38度以上の発熱」「口内炎」
・精神的ストレス=「眠気」「食欲不振」「気分の落ち込み」「不安」「不眠」
・その他=「全体的な調子」「下痢」「便秘」」
原因が複数に渡るものもあるかもしれないけど、とりあえず、ざっくり分けるとこんな感じ。
がんの辛さとして、挙げられていた18の項目のうち、10個が治療による副作用と精神的ストレスによるものでした。
うーん、パッと見、がんって、どんだけキツくて辛いもんなんだって、それこそ不安を煽りそうな気がするなあ、この書き方だと。
私は、抗がん剤も放射線治療もしていないし、精神的ストレスも、ほぼ皆無なので、少なくとも半分以上の項目が除外されるわけです。
呼吸器系のがんであれば「息苦しさ」があったり、腹水が溜まっていれば「腹部の膨満感」があるかもしれませんが、そこも私には当てはまらない。
「下痢」とか「便秘」は、がんというより生活習慣の方が関わっていそうな気がする……。
「痛み」「だるさ」「しびれ」に関しても、私の場合は、ガンが原因というよりは、検査や薬、そしてアトピーの方が深く関わっていそう……。
やっぱり私には一つも当てはまらない!
ガン=苦しい、怖いではない
もちろん、私に当てはまらなかったからと言って、他の人にも当てはならないわけではありません。
だけど、ガンになったからと言って、必ず苦しく辛い症状が出るわけではないということを知ってほしいんです。
そして、同時に抗がん剤や放射線治療には、これだけの副作用があるということも知ってほしいです。そして、その副作用を耐えたとしても効果がない場合もあるということも。
「薬=病気を治すもの」というイメージが、まだまだ多くの人の中にあると思いますが、薬は、とりあえず今ある症状を抑えるものであって、治すものではありません。
治すのは自分自身の力。
薬はサポートに過ぎず、必ず効くわけではないんです。
効かなければ、違う種類の抗がん剤を使います。そうすればまた違う副作用がある。でもそれも効くかどうかはわからない。
もちろん、効く人もいると思います。でも効かないかもしれないってことを知らない人が多いんじゃないかなと思ったので敢えて書きました。
ガンだと診断されても、パニックにならないで
自分がガンだと診断されたら、それはショックです。でも、パニックにはならないで。
今の自分の体の状態を観察して、特に症状がないのなら大丈夫です。
大丈夫だから、焦らずに自分が、これからどうやって生きていきたいのかを、しっかり考えましょう。
例えば私の場合だったら、
「ヨガインストラクターという仕事を続けながら、時間がかかってもいいから、今の生活の質をなるべく落とさずに治療をしていく」
ということが大前提。
その結果、「副作用の強い抗がん剤や手術という選択肢は極力避けたい」という答えが出ました。
私は、病名やステージは、あくまで目安だと思っています。乳がんでステージ4と言われても、私は元気で、そこは変わらないんです。だから、病名やステージに振り回されずに今の自分の状態に目を向けていこうと思っています。
「いつ死ぬか」よりも「どう生きるか」を考えて毎日を過ごしたいから。
辛いなら我慢しなくていい
私は幸い、今の治療が自分に合っているようですが、それはたまたま運が良かっただけだと思います。
一生懸命考えてした選択でも「こんなはずじゃなかった」って思うことはあると思います。
だって、今まで全然知らなかったことを急に決めないといけないんだもん。それも、不安を抱えた状態で、周りからの圧も多少感じながら……。
一発で自分が納得いく選択をできる確率はかなり低い。
だから、辛いと思ったら、我慢せずに変更していいと思います。
だって、考えてみてください。誰もあなたの辛さを実際に体験することはできないし、ましてや肩代わりしてくれるわけでもないんです。
誰に罪悪感を感じることもなく、自分がしたい選択をしていいと私は思います。
でも、できれば争わずに済む方法を探した方がいいです。争うとエネルギーを消耗しますから。
私の場合は、病院の治療と自然療法を併用していますが、弟は初め、自然療法をあまりよく思っていませんでした。
本当は病院の治療は受けたくなかったのですが、一番大事な「抗がん剤と手術は受けたくない」というところを死守しつつ、ホルモン治療を受けることで折り合いをつけました。
実は、私、ホルモン治療、あんまり真面目に受けていなくって3ヶ月に一回の注射はきちんと受けていますが、一日一回の薬は、あまり飲んでいないんです(汗)でも、弟と病院の先生には、ちゃんと飲んでいることになっています(笑)
こんな感じで、自分の体と心を守るためには嘘も方便だと私は思っています。
ガンのことを忘れてしまうくらい、今、この時を楽しむ
乳がんのステージ4と診断されてから一年ちょっとが経ちましたが、私は乳がんになる前となんら変わりなく、なんならどんどん元気になっています。
私は母が亡くなった時に、人っていつ死ぬかわからないんだって思うようになりました。これは、悲観してわけでは全然なくって、事実として受け止めたって感じ。
だから自分が乳がんになった時も、「私は乳がんで死ぬかもしれないけど、そうじゃないかもしれない。いつ死ぬかなんて誰にもわからないんだから、考えてもしょうがない」って思ったんですよね。
つまり、乳がんだろうが、なかろうが関係ないってこと。むしろ乳がんになったことで、余計に「今を生きる」ってことを意識し始めた気がします。
正解なんてどこにもないんだけど、一人でも多くの人が自分の人生を楽しめるといいなと思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!