本の読み方


こんにちは。Pop Sick Life
セルフマニュアルサポーターaya.です。


最近、読書熱がすごいです。


元々、本は好きなんですが、
読みたい気持ちに波があって、
読まない時は本当に全然読まないんです。


ただ、波が来ると何冊も何冊も
とめどなく読む(笑)


そして基本、よほど高額でない限り
少しでも気になったら買ってしまうので、
積読がすごい(笑)


薦められた本は、ほぼ100%、
気になる人が読んでいる本も大体買うし、
ジャケ買いもします。


そんなことしてたら家が
本で溢れてしまうので、Kindleは
私にとって神アプリです。


Kindleがない頃は、出先で
急に読みたくなった時のために

本を常に2~3冊持ち歩いていて、
それも荷物が多くなる原因でした。
(今はかなり少なめ)

本、どうやって読みます?


それはさておき、皆さんは、
どんな風に本を読みますか?


斜め読みするとか、
目次だけ読むとか、
見出しだけ読むとか

そういうテクニック的なことではなくて、
もっと感覚的な話。


どうやって内容を理解しますか?
と言った方がわかりやすいかな……?


私は本を読んでいると、頭の中に
映像が浮かびます。



テレビを見ているのに近い感じです。
テレビほど鮮明な映像じゃないですが、
うっすら、ぼんやり、なんとなく……

でも、本によっては、かなり鮮明なことも
あります。

(百田尚樹さんの「モンスター」は、
かなり鮮明だった)


え?みんなそうじゃないの?!


【頭の中で声がする……】でも書いたのですが、
私はこれも、みんなそうなんだろうと
思っていたんです。

みんなじゃないと知ったのは、
母がうつ病で入院した時でした。


日中に何もやることがないと言っていたので、
本を差し入れしたんです。


と、言っても母は活字が嫌いで
漫画すら読まない人だったから、
つまんないだろうなとは思ったんですが……。


母が入院すぐ入った病棟は精神科だったからか
自殺防止のために尖ったものや紐状のものは
持ち込めないようになっていました。


だから、母が好きな編み物や裁縫道具を
持っていくことはできず、
苦肉の策で本を持っていったんです。


案の定、面白くなかったと
言われてしまいましたが……(汗)


でも、時間はたっぷりあるので
全部読むには読んだようで、

その時の会話から、母は本を読む時、
ただ文章の意味をそのまま捉えるだけ
映像は浮かばないということを知りました。


その時は、母が本嫌いだからだと思っていて、

「あー、そうか、映像が浮かばないから、
本が面白いと感じられないんだ」

と思ったのですが、

後日、友達と、そのご主人も
映像が浮かばない派だと知って
びっくりしました。


友達もですが、ご主人は特に本が大好きで、
家に遊びにいくと、しまいきれない本が
机の上にタワーの如く
積んであるほどだったので……。

映像記憶ではないので、読んだ内容は、ほぼ忘れます


本のページ自体を映像として捉えて
内容を一言一句覚えてしまう
っていう方が
いらっしゃいますが(映像記憶というらしい)


私の場合、そうではなく、あくまで文字で
表現されているものが映像になって
現れてくるだけ
です。


なので、読む側から気持ちいくらい内容を
忘れていきます
(トホホ)


自分でも笑ってしまうエピソードがあって、
なんと私、推理小説の犯人を
忘れてしまったことがあるんです。


信じられないかもしれませんが、
マジです……。


アガサ・クリスティの有名な小説で
「名探偵ポワロシリーズ」というのが
ありまして、

その中に「ABC殺人事件」という作品が
あるんです。


ざっくりいうと、名前がアルファベットのABCの順で
殺人事件が起こっていくっていう
ストーリーなのですが(本当にざっくり)


推理小説にありがちの、あからさまに怪しい
第一容疑者をずっと犯人だと思わせておいて、
真犯人が別にいるパターンなんです。


私は、一度全部読んでいるにも関わらず、
第一容疑者が浮上した時点で

「ああ、そうやった、そうやった、
こいつが犯人やった」


と、まんまとアガサさんの罠にハマり、
真犯人が出てきたところで

「あ……。そうか。そうやった、
本当はこの人が犯人やった」


って思い出すっていう(笑)


ちなみに私の弟は一回読んだら
忘れないタイプなので

「姉ちゃん……馬鹿にしてるとかじゃなく、
素直にうらやましい。めっちゃコスパいいやん
と言われました(笑)


そして、

「そもそもさ、第一容疑者が出てきたところって、
まだ、全体の半分くらいしかページが
進んでないやん。

残りページがこれだけあるなら、
こいつが犯人じゃないなってわかるやろ!」

と言われましたがね……。


本読む時は、頭の中の映像に夢中
そんなこと気にしてられんのですよ!

記憶には使えないが、理解には必要不可欠


この映像は、記憶はしておけないのですが、
文章を理解するために、私には映像が
必要不可欠
のようで、

説明書のような映像が全く浮かばない文章は、
何回読んでも理解できない
んですよ。


文字通り、右から左に抜けていく感じ。


歯科助手時代に、新しい歯科用ボンドを
使うことになり、

歯科助手の私が
説明書を見ながら準備しないといけないのに
(歯科用ボンドって工程とか薬剤が
やたら多いんですよ……)

全然理解できなくて
めちゃめちゃ怒られた記憶があります。



今思えば、よく歯科助手なんて
できていたなあ……

・マルチタスク、
・説明書見ながら準備
・細かい作業

とか、私が苦手な要素しかない(笑)


自由には取り出せないけど、どこかにはある


なので、私はずっと、ただ、読んでいる
その時を楽しむために
本を読んでいました。


そして社会人になってからは、
ほとんど本を読まなくなっていたんです。


どうせ覚えられないのなら、
その時間が無駄だと思った
から。


そんな時間があるなら、遊びたいし寝たいと
思っていたんです(若いなあ)


でも、母が亡くなって、何もできなくなった時、
気づくと、また本を読んでいました。



相変わらず、読む側から内容は
忘れてしまうんだけど、

YouTubeやら、ブログやらで発信し始めて
気がついたんです。


忘れてしまっていると思っているけど、
私の中には確実に蓄積されているなと。


そして私が意図しないところから、
ふっとやってきて「気づき」をくれる
んです。


特にガンになってからは、
そういう「気づき」に
めちゃくちゃ助けられました。


昨日の記事で「なりたい私」を
イメージすることが大事だと書きましたが、

私の、この、イメージする力は、
もしかしたら読書によって
培われたものなのかもしれない
なーと
今日の記事を書いていて思いました。


さて、今日はどの本を読もうかな?
そう考える時間が、今は、すごく楽しいです。