ホリエモンと乙武洋匡さんから学ぶ!本当に人に迷惑をかけてはいけないのか?!
どーも、こんにちは!アトピーで乳がんだけど元気にヨガインストラクターしているaya.です!
最近テレビをめっきり観なくなった私。今もこれを書きながらBGMのようにYouTubeが流れております。
いや、マジでYouTube面白いんですよ!
そのうち、「オススメチャンネル紹介〜!」みたいな記事も書きたいなと思っておりますが、今回はそんなYouTubeを見てて、思ったこと。
もくじ
記事を書くきっかけになった動画がコチラ
この中で言われているように私自身も御多分に洩れず、「人に迷惑をかけてはいけない」と言われ続けて育ちました。
だから、動画の中でホリエモンが言っているように「人に迷惑をかけてはいけないから人に頼ってはいけない」と思い込んでいました。
母はこの教えを忠実に守っていました。
私の母は私以上に、この教えに縛られていた人だと思います。
と、いうか母が自ら命を絶ってしまったのも「人に迷惑をかけてしまう自分」に耐えられなかったからじゃないかと思うんです。
私の母は揺るがない信念みたいなものを持っていて、それから外れることをよしとしないし、それに反することには頑として耳を貸さない、頑固なところがありました。なので、人を批判することも多かったです。
「常識で考えたら」
「こうするのが当たり前」
「非常識だ」
こんな言葉を日々口にしていました。
私自身も母が言うことが正しいと思っていたので、人に迷惑をかけてしまう自分は人間として劣っているんだなと思っていました。
ただ、母の頑固で強気な気質は自分は人に迷惑をかけていないという前提に立った上でのものだったんです。
だからうつ病と診断されてからと言うもの、
「私はきちがいになったから」
「何にもできなくなった」
「こんなに堕落した毎日を送るなんて」
それまでの強い母が嘘のように今度は自分を批判し始めました。
病気なんだから、今までと同じようにできないのは当たり前だし、今は休むのが仕事なんだからと言っても全然届かない。今まで外に向いていた非難の矛先が全部自分に向いてしまった感じでした。
人に迷惑をかけてはいけない=人に頼れないだったので、取り返しがつかなくなるまで抱え込んで、抱えきれなくなって潰されてしまったような印象を受けました。
私がこの思考から抜け出せた理由
母がこれだけ思い込んでいたのですから母が大好きで尊敬していた私がこの思考にがっつりがんじがらめにされていたのは当然と言えば当然だったかもしれません。
ただ、どうあがいても人に頼らざるを得ない状況に強制的に置かれたことで、だんだん考え方が変わっていきました。
それまでのほほんと、何も考えずに生きてきた人間が突然親を亡くして、葬儀やら相続手続きやら、ほぼ見たことも聞いたこともないようなことをやらなければならないわけです。
人に迷惑をかけたらいけない、人に頼ってはいけないなんて言ってられません。
「すみません、私、何もわからないんで教えてもらっていいですか?」と、どこに言っても何をする時も、挨拶とセットで言っていた気がします。
初めは、それを言うのがいけないことだと思っていたので恐る恐るだったのですが、嫌な顔や面倒臭そうにする人なんて一人もいなくて、みんな親身に教えてくれました。
そこで初めて、「人に頼ってもいいんだ!怒られないんだ!」って思ったんです。
今でもまだ、人に頼るのは少し苦手ではあるんですが「人に頼るのがいけないこと」という思考から抜け出せたことで、すごく楽になったことは確かです。
世の中には、病気の自分を責める人がたくさんいる
私は自分が乳がんになってからSNSで同じ病気の人のアカウントをフォローするようになりました。そこで、たまに目にする、
「抗がん剤の副作用がキツイ。でもこんなことを言ったらわがままだよね」
「また抗がん剤が始まる。考えるだけで辛い。辞めたいけど言えない」
と、言うような自分を責める発信を見ると本当に胸が痛くなります。
私は、いわゆる〝わがまま〟言いました。そして私の〝わがまま〟を聞いてくれる先生を選びました。→(私の現状はこちら)
私はわがままとは全然思いませんが、これがわがままと言われるのなら、存分にわがままになっていいと思います。
そして、わがまま言って人に迷惑をかけたなら元気になったら、同じような人のわがままを聞いてあげたらいいと思う。
人生は一回しかないんです。命に関わるこの状況で、人に迷惑かけたらいけないなんて言ってる場合じゃない!!と私は思います。
人は一人では生きていけない
人は一人で生きていくことはできません。そもそも、一人だったら生まれることすらできないし、成長することもできない。
大人になってからだって、病気になったら誰かに迷惑をかけざるを得ない。
私は病気を差し引いても、むちゃくちゃ人に迷惑かけてますが……。みんなありがとう!
初めにご紹介した動画の中にも出てきますが、インドでは
「あなたは他人に迷惑をかけて生きているのだから、他人のことも許してあげなさい」
という言葉があるそう。これ、すごくいい。本当にその通りだと思います。
助けてって言っていい。そのかわり、助けてって言っている人には手を差し伸べてあげる。それでいいじゃないか。ただし、あくまで助けてって言っている人ね。無理やり手をひっぱちゃダメ。
乙武さんは、きっと自然とそういう考え方が初めから身についていたんだと思います。だから、いわゆる「ザ・障害者」っていうオーラが全く感じられないんだと思います。
「五体不満足」(乙武さんの処女作)を読んだ時も思ったけど、障害があるとかないとか関係なく、生きるって楽しいんだよって身をもって教えてくれているなあと思います。
病気だろうが、そうじゃなかろうが人に迷惑かけてかけられて、助けてもらったり助けたりで、みんな好きなように生きたらいい。私はそう思います。
新しく出た「四肢奮迅」も読んでみよう!このネーミングセンス、本当に素晴らしいな!
最後まで読んでいただきありがとうございました!