【ミニマリストに憧れる理由】と、私の家の片付けの話

どーも、こんにちは!アトピーで乳がんだけど元気にヨガインストラクターしているaya.です!


「ミニマリスト」とか「ミニマリズム」って言葉を、最近よく耳にするようになりました。なんとなく言葉は知っていたけど、ミニマリストがどういう人なのかをちゃんと知ったのは、この本を読んだことがきっかけ。




「手ぶらで生きる」を読んだ感想をブログに書いていました。

『「手ぶらで生きる」を読んで』

ヨガインストラクターのayaです 福岡市、春日市、志免町で レッスンしています レッスン、料金などについては コチラ→ ヨガルーム碧でのレッスンについて *・゜゚・*:.。..。.:*・”・*:.。. .。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。..。.:*・”・*:.。. .。.:*・゜゚・* これはミニマリストのしぶさんという方が ご自分のミニマリストとしての生活を 綴った本です


とにかく、ミニマリストすげぇ!かっちょいい!!って感動したことを覚えています。しかし、飽きっぽいっぽく、一つのことを突き詰めるのが大の苦手な性格の私、憧れてはいますが、なかなかミニマリストにはなれません。なので、ミニマリストになりたい私が憧れる理由と少しでもミニマリストに近づくためにやっていることを書いてみようと思います。

そもそも、ミニマリストとはなんぞや?


では、ミニマリストとはどんな人たちのことを指すのでしょう?私の初めのイメージはとにかく捨てまくって、捨てることに喜びを見出す人という感じ。本当に失礼なんですが、ちょっと変な人たちなのかなと思ってました。(ごめんなさい!)


でも、さっきご紹介した二冊の本を読んでみて、そのイメージは一変。

さてミニマリストの定義とはなんだろう?モノを最小限にするミニマリストとはどういう人たちなのか?どこまでモノを減らせばミニマリストだと言ってよいのか?定義すればどうしてもそこから漏れていくものがある。それでもあえて考えてみるなら、ミニマリストとは、「本当に自分に必要なモノがわかっている人」「大事なもののために減らす人」だと、ぼくは考えている。

佐々木 典士. ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ – (Japanese Edition) (Kindle の位置No.314-318). Kindle 版.



「より少なく、しかしよりよく生きる」最小限のお金と物で生きることで、見えてくるものがある。

ミニマリストしぶ. 手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.42-44). Kindle 版.



わかります??

ものを減らすことにフォーカスするんじゃなくてよりよく生きるために大事なものだけを残すことにフォーカスしてるんです。私の初めのイメージとは発想が全く逆だったんです。


NHKのSWITCHインタビュー達人達っていう番組に日本を代表する仏師の松本明慶さんが出演していました。その中で松本さんが

「木の中にはすでに仏さまが宿っておられて、いらない部分を削り取って世に出られるお手伝いをしているだけ」

というようなことを言われていました。ミニマリストの人たちは、この作業を自分自身に行っているような気がしました。つまり、もともと自分の中にある大事なものが何か知るために余分なものを処分しているんじゃないかと思うんです。

多すぎる選択肢のストレスに蝕まれる私たち


選択肢が多すぎると、それは私たちにとってストレスになるんだそうです……。マジか……。

「選択肢は多いほうがいい」というのが、世の常識だ。選択肢が多ければ多いほど、自分の可能性が広がり、人は幸せになれる──と。しかし、心理学者のバリー・シュワルツ氏は「選択肢は多ければ多いほど、人は不幸になってしまう」とし、世の定説に異議を唱えている。彼の提唱する「選択のパラドックス」によると、選択肢が多いことでのデメリットは次の通り。

・無力感が生まれる
24種類のジャムを売り場に並べたときより、6種類のジャムを並べたときのほうが売り上げが10倍も伸びた。これは「ジャムの法則」という実験結果だ。選択肢が多いと、人は決断疲れに陥ってしまい、買うこと自体をあきらめる。

・満足度が下がる
買い物をしたあとに「あっちのほうがよかったんじゃ……」と思った経験はないだろうか。選択肢が多過ぎると、自分の決断に対して疑念と後悔が生まれ、満足度が下がる。余計な物は、見ないに越したことはない。

・期待値が増え過ぎる
選択肢が多いということは「比較する対象が多い」ということ。たとえば、僕が旅先で立ち寄った高知のコンビニには、大量の発泡酒が置いてあった(高知は発泡酒のひとりあたりの消費量が日本一)。「これだけ選択肢があるのだから、とびっきりおいしい発泡酒があるに違いない」と思ってしまう。豊富な品揃えを見ることで期待値が高くなり過ぎるため、たとえおいしい発泡酒を飲んだとしても、思うような満足感は得られない。

ミニマリストしぶ. 手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.1137-1138). Kindle 版.



これは本当に目から鱗でした。一つ一つ見ていくと確かに思い当たる……。モノが多いってことは、それだけたくさんの選択肢があるっていうことです。人が1日に選択する回数は9000回以上と言われていますが選択肢が多ければそれだけその回数は増えていくってこと。


一つ一つに費やすエネルギーは小さくても回数が増えれば、それは大きなエネルギーの浪費になってしまいます。

つまり、それってストレス。

たくさんモノがあると一つ一つをきちんと把握するって難しいですよね。把握できていないってことは、自分の家にあるものがよくわからないってこと。私の経験上、「わからない」って恐怖や不安を生むと思うんです。恐怖や不安って人にストレスを与え続けます。


どん底メンタル編・行動編でも書きましたが、母が亡くなった時、私は数珠がどこにあるかもわからない状態でした。

【どん底に落ちた時】の対処法〜行動編 | Pop Sick Life

どーも、こんにちは!アトピーで乳がんだけど元気にヨガインストラクターしているaya.です!前回は私が、どん底に落ちた時のメンタルの話をしましたが今回は実際に行った行動についてお話しします。 どーも、こんにちは!アトピーで乳がんだけど元気にヨガインストラクターしているaya.です! …


葬儀の手続き、相続手続き、家のこと……とにかくわからないことだらけで、結果、恐怖と不安で、食べられなくなり眠れなくなり、ついには働くことができなくなって、会社を辞めました。


どん底に落ちた私が始めたことは家の片付け。あの時は無我夢中でしたがいるものといらないものを仕分けして、「わからない」が減ったことで少しずつ不安や恐怖から解放されていったんだと思います。自分の持ち物を把握することで自分自身を把握できるようになって、それが立ち直るきっかけになった気がします。

必要(好き)なものしかない環境


ミニマリストは、好きなものだけに囲まれて生活している。好きなものに囲まれているんじゃなくて、好きなものだけに囲まれている。これって簡単なようで難しい。なぜなら、きちんと自分と向き合って自分の好きなものを把握していないとできないことだから。

buck numberの日曜日って曲の中に

大事にすべきものは

探せばいくらでもあるんだけど

本当はそんなにいくつもの

ものは守れなくて

だから選ぶんだよ 僕も 君も

back number「日曜日」



って歌詞があるんですが、これがまさにミニマリストの生き方だと思うんですよ。選ぶってある種、覚悟のいることですよね。全部選びたいけど、本当に大事なものを守るために他のものは切り捨てるってことだから。

うーん、かっこいい。

ミニマリストには程遠いけれど私が処分したものたち


私の家は実家ということもあり、一人暮らしの家と比べてモノの量も多いし、何より大型の家具がたくさんありました。台所のキッチンラックとか収納棚とか、祖母が座っていた大きな高座椅子とか後は、何故か会社に置いてあるような書類棚とか……

書類ケースの写真
中の書類は全捨て。粗大ゴミに出すため、引き出しを全部出して別々に捨てました。

この頃は毎週のように粗大ゴミ捨ててました。家を片付けた話でも書きましたが、母は着物をたくさん持っていました。で、その着物は専用の桐ダンスにしまってあって、他に洋服用、引き出しのみのタイプ(他の二つは引き出しの上に開きがついてる)の計3つ。


昔ながらのしっかりした作りで、恐らく買った時はかなり高かったんだろうと思います。大きさもかなりあって、存在感バツグン。ただ、中身は全て母のものだったので、服と洋服を捨ててしまうと空っぽに。


いいものなのはわかる。でも私の趣味ではない。しかも、引き出しが重くて使いづらい。売るのも大変そうだし、処分をすることに。


ただ、それまでのモノは何とか粗大ゴミの指定場所まで持っていっていましたが、流石に桐のタンスは無理……粗大ゴミ受付窓口に電話して聞いてみたら+500円で(1回につき5個まで)部屋の中まで取りに来てくれるサービスがありました!

粗大ゴミの出し方(福岡市)


ただ、開き戸が付いているタイプは、そのままでは大きすぎて部屋から出せなくて(祖母のためにつけた手すりに引っかかってしまった)引き取ってもらえませんでした。引き取ってもらうには自分で解体して運び出せる状態にしてからまた連絡しないといけないとのことで(解体はしてもらえない)知り合いに業者を紹介してもらったら2万円かかった!(タンス以外のゴミも多少あったし解体もしてもらったけど)


粗大ゴミで出せれば、取りに来てもらっても1,500円で済みますから、自分で解体するのが可能なら粗大ゴミで出した方が断然安いです。

福岡市はLINEで申し込みできるそうです!
さらに中央区は粗大ゴミ券を購入しなくても
LINE Payで支払いができるそうです!!


着物の方の桐ダンスは、着物をお譲した方が欲しいとおっしゃって、ご自分で安い業者を探して引き取りに来られました。値段がいくらだったのかは知りませんが、連絡なしに約束の時間より1時間も早く来たり、その業者のおじさんの奥さんに浮気していると勘違いされたり(個人でやっている方で奥さんがものすごいヤキモチ焼きらしく、仕事でも女の人と二人でいると怒るらしい)なかなか大変そうでしたので(笑)業者を選ぶ時は気をつけた方がいいかもしれません。


母が陶器が好きだったので、お皿もこれまた大量にあって、売ったり引き取ったりしてもらえないかと色々探しましたが、無理でした。食器は重いし、手間と労力を考えると捨てるのが一番合理的だという結論に達して、不燃物の日に少しずつ処分しています。


そして、本当に必要なものだけになったら、これまた年代物の巨大な食器棚も処分したいなあと思っています。

食器戸棚の写真
粗大ゴミで出せますように……

その他、冷蔵庫もファミリーサイズで料理をしない私には大きすぎるので、次壊れたら小さいものに買い換えようと思います。


冷蔵庫はリサイクル料かかっちゃうからまだ使えるのに捨てるのはお金がもったいないので。


ダイニングテーブルやイスも、かなり大きいので、小さいものに買い換えたいのですが、いかんせん、サイズがサイズなので気軽に譲ったり売ったりが難しいんですよね……


しぶさんもよくYouTubeで言ってますが気軽に大きな家具は買わない方がいい。



私の場合は実家だったからしょうがない部分もありますが、自分で動かせないものを持ってるとそれだけで行動が制限されてしまいます。




私が明らかに広すぎる家に一人で住んでいるのは家賃がかからないからという理由もありますが、たくさんのものを処分しないといけないので、気軽に引っ越せないからという理由もあるんです。

豊かになったからこそのストレスから解放されるヒントがミニマリスト


豊かになることで、人間は餓死したり、他の動物から捕食されたりといった、命を脅かされるストレスは格段に減りました。だけど、その代わりに豊かになる前には起こらなかった体の不調や病気、人間関係のトラブルといった、もっと厄介なストレスを抱えることになりました。


その厄介なストレスから解放されるためには本当に必要なものだけを持って身軽に生きることなんじゃないかなと思うんですよね。ミニマリストの生き方の中には、そのためのヒントがたくさん詰まっていて、それが私が彼らに憧れてやまない理由なんだと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!