アトピーで乳がんの私の、ちょっと変わった旅
どーも、こんにちは!アトピーで乳がんだけど元気にヨガインストラクターしているaya.です!
私はミニマリストではないのですが、何度か大規模な片付けをしたり、遺品整理をした経験から、なるべく、今、必要でないものは持たないようにしています。
特に着るものは、着たいと思えるもの以外は持たないようにしているので、梅雨の時期なんか、天気が悪い日が続いて洗濯物が乾かない日が続くと、履くパンツ(下着の方ねw)がなくなったりするくらいです。
そんな、そこそこ持ち物が少ない私ですが、旅行の時は必ずキャリーケースを持っていきます。それも手荷物では持ち込めないサイズ。
私は基本1人で、旅行に行く時は、治療に行くか、のんびりしに行く(観光したりはせず、その土地の美味しいものを食べながら海を見たりするのが好き)ということが多いです。
バタバタしたくないので、3、4泊することが多いというのもありますが、単純に持っていく荷物の量が多いんです。
4泊する時なんかは、持ってる服をほぼ全部持っていく勢い(笑)下手したら足りなくて現地調達することも(笑)
持ってるものは少ないのに、どうして旅行に行く時は大荷物になってしまうのか??を今回は書いていこうと思います。
もくじ
服が着まわせない
もし、私がアトピーでなかったら、下着は日数分持っていくにしても、洋服は着まわしたりして同じ服を何度か着たりすると思います。
服は好きですが、30代半ばを過ぎた頃から、流行やおしゃれには、とんと興味がなくなりました。
脱ステを始めたこともあって、今、私が選ぶ服の最重要事項は「自分が着ていて心地いいもの」この一点です。
なので、同じ服、なんなら同じコーディネートで数日過ごすのなんか全然気にならないのですが、ここで、アトピーという大きな壁が立ちはだかります。

アトピーの人って、とにかく肌がもろい。
ちょっとした刺激で出血したり、乾燥して粉が吹いたようになっているので、一度袖を通すと、服に体液や血がついたり、粉(剥がれた皮膚)まみれになってしまうんです(汗)
ホテルのコインランドリーを使うという手もありますが、いつも使っているものではない洗剤を使うのも、肌が荒れそうでちょっと怖い……。
せっかく旅行に来てるのに、洋服を毎日手洗いするのは、流石に疲れるし、手も荒れてしまう……。
そんな理由から、例え汗をかかない冬であっても、ガッツリ日数分、洋服が必要になるのです。
スキンケア用品が現地調達できない(そして試供品もない)
スキンケアと言っても、化粧品ではなく、使うのはアルガンオイルとココナツオイル。(今回は蜂蜜とハーブウォーターも)
ただ、洗剤のところでも書いたように、いつも使っているもの以外は怖くて使えないんです。しかも一回に結構量を使います。

もし、足りなくなってしまうと大変だし、別瓶に移したりするのも手間なので、使っているオイルをそのまま持っていくんですよね(汗)
プラスチック容器はなるべく避けるようにしているので、どちらのオイルも瓶入り。結構な重量とスペースをとります……。
コロコロ持参
アトピーさんが寝ている時って理性がなくなっているので、それはそれは、すごい勢いで体を掻き毟ります。
脆くなっている肌をそんなに掻いてしまったら、どんどん剥がれ落ちてシーツの上はすごいことになります。

家だと、リネン類は毎日洗濯して、布団には掃除機をかけますが、ホテルだとそうもいかないので、とりあえず、シーツの上をコロコロでできる限り掃除しています。
コロコロも一回かけたくらいでは追いつかず、何回もかけるので、家で使うような普通の大きさのコロコロを毎回持参しています。
さすがに重曹とクエン酸は現地調達にシフトしました
以前はこれに加えて、朝の炭酸風呂のための重曹、クエン酸、エプソムソルトまで持って行っていましたが、そこまですると、キャリーケースでも入り切れないくらいになってしまうので(そして何より重い……)重曹、クエン酸は現地のドラックストアで購入、エプソムソルトは旅の間は我慢することにしました。

観光しない私にとって暇つぶし道具は必須
初めに書いたように、私はあまり観光に興味がなく、美味しいものを食べてホテルでぼーっとするのが好きなんですよね。
だから、ほぼ一人旅なんです(笑)
もちろん、誰かと一緒に行く旅も好きだし、その時は観光をしたり、旅行らしいこと(?)をして楽しみますが、それと同じくらい1人でぼーっと過ごす旅行が好きなんです。
一人旅の時は、基本無計画で、朝起きた時の気分で、その日の行動を決めるので、一日ホテルで過ごすなんて日もザラです。(っていうか、ほとんどそうかもw)

なので、ゲームや本などの時間をつぶせるアイテムが必須です。
Nintendo Switchは必ず持っていくし、読みたいと思って読めていなかった、積読本なんかも持っていきます。
それ、旅行に行く意味ある?って言われてしまいそうですが、いつもとは違う環境で、いつもと同じことをするってすごく新鮮。
私にとっては、すごくリフレッシュになるんですよ。
量は多くても、持っていくものが決まってれば準備は楽
これだけ荷物が多いと、さぞかし準備が大変だと思うかもしれませんが、私は基本、準備は当日の朝やります。
旅行前に洗い物や、洗濯を極力残していきたくないので、一通り片付けて出られるように、飛行機の時間を比較的遅めにしているのもありますが、一番大きいのは、持っていくものが決まっているということ。
以前は、どの服を持っていくかで、迷いに迷って、旅行前の夜は毎回ファッションショーを繰り広げ、ほとんど寝ないで出発……なんてこともザラでした(笑)

でも今は、そもそも服を持ってないので、基本手持ちの服は、ほぼ全部持っていくことになります。
持っているアイテムが少ないので、必然的にコーディネートのパターンも限られてくるので、ファッションショーするまでもない(笑)
それに、毎日使っているものを、そのまま持っていくので、早めに準備しちゃうと却ってめんどくさいんですよね。
当日の朝、使い終わった順に詰めていく感じ。
夜のファッションショーが必須だった頃は、旅行に行くのは楽しいのに、準備が面倒くさくて(行っちゃえば楽しいんだけど)行きたいのに行きたくないという謎の心境になっていましたが、今はすごく気軽に旅行に行けるようになりました。
大荷物派の私の強い味方、リモワのキャリーケース
以前は、1万円くらいのキャリーケースを使っていましたが、何しろ私は荷物が多いし、重量もあるので、コロコロするのも一苦労……。
それでも肩から鞄を下げて移動するよりはマシだろうと思って、そのキャリーを使っていました。
そしたら去年、階段を降りていた時に、重さに耐えかねたのか、持ち手が外れた!!
ハメ直したら、とりあえずは直りましたが、ただでさえ持ち運びが大変なのに、持ち手が壊れたらヤバい!!と思って新調することにしたんです。
新調するにあたって、今回はちょっといいものを買って、旅行のストレスを少しでも減らしたいなと思いました。
キャリーケースといえば、リモワというのは何となく聞いたことがあって……でも、お高いのも知ってましたから、買えないだろうけど、とりあえず見るだけ……と思ってお店に入って、目に飛び込んできたのが、今愛用しているこれです。

旅行が趣味ってわけでもないし、毎月仕事で旅行に行くってわけでもないのに、こんな高価なもの買えない……と思って、ありとあらゆるお店を回って、探すんですけど、欲しいと思えるものに出会えないんですよ。
もし、ここで妥協して、安い、大して欲しくもないものを買ってしまったら、ずっと後悔しそう……と思って、清水の舞台から飛び降りる思いで(大袈裟wでも本当にそんな気持ちだった)思い切って買いました。
結果、大満足です。本当に買ってよかった。
持ち運んでいる時の動きが、軽くて本当にスムーズ。平坦な道であれば重さは、ほとんど感じないし、ガタガタしたりもしません。
何より、持ち歩いていて、すごく楽しい!
旅行も楽しいけど、これを持っていけることが楽しいから、旅行が2倍楽しくなりました。
以前は旅行から帰ってきても、片付けるのが面倒で何日も放置して、やっと重い腰をあげて、適当に拭いて片付けるって感じでしたが、これを買ってからは、よっぽど疲れていない限りは、その日のうちに片付けて、きちんと隅々まで丁寧に拭き上げてしまうようになりました。
他の人からしたら普通のことかもしれませんが、極度の面倒くさがりの私にとっては、すごい変化なんですよ!!
自分に合ったスタイルを見つける
他の人から見たら、旅行に大荷物で出かけて、家でやっているのと大差変わらないことをして過ごすなんて、もったいない!と思うかもしれません。
でも、私にとっては、すごく楽しいことなんです。
何が楽しいと感じるか、快適と感じるかは人それぞれ。
「旅行ってこういうもの」っていう先入観があると、自分がその枠組みから外れていた時に苦しくなってしまう。

趣味趣向は人それぞれなのだから、自分の「好き」が、例え人と違ってもいいんです。
共感してくれる人がいないのなら、1人で楽しめばいいだけです。
そうやって、自分の好きなことを思い切り楽しんでいれば、そのうち共感してくれる人が現れるかもしれないし……現れないかもしれない(笑)
でも、一番大事なことは、私が楽しいっていうこと。
みんなとか普通とか常識から自由になると、軽やかな自分になれます。
多分、私が、アトピーやがんでも楽しく生きられているのは、そのせいじゃないかなと思います。(まだまだとらわれている部分もありますが)
病気との向き合い方も、同じだと思います。
アトピーだからとか、ガンだからとか、それ以前に、自分はどうしたいのか。
それを常に忘れずにいたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!