乳がんヨガインストラクターの養成講座を受けてきました。
どーも、こんにちは!アトピーで乳がんだけど元気にヨガインストラクターしているaya.です!
2018年、乳がんと診断されてから、ずっと考えていたこと。
乳がんヨガ、いつかやりたい。
ヨガインストラクターやってて、乳がんになったのならやるしかないでしょ!とは思っていたんですが、ちょうどその頃、アトピーの調子が悪くて、何か新しいことを学ぶっていう意欲が、なかなか湧かなかったんです。
だけど、脱ステも4年が過ぎて、少しずつ落ち着いてきて、夜も眠れるようになってくると、学びたい欲もムクムクと湧いてきて……(やはり、心と体が元気じゃないと新しいことをやろうって気は起きないよね)
このタイミングで、養成講座が開催されていたので、今だ!っと思い切って受けてきました。
これが、まさにドンピシャ!
私が伝えたいこととリンクしまくりで、最初から最後まで興奮しっぱなしでした(落ち着け)
これから、乳がんヨガのレッスンも始めていこうと思うのですが、今日は、そもそも乳がんヨガってどんなものなの?っていうお話をしてみたいと思います。
もくじ
乳がんヨガは、治すものではなく、癒すもの
乳がんヨガは、何か特別なことをするわけではなく、普通のヨガのポーズ取り入れながら、体に負担のかかりにくいようにプロップス(ブロックやブランケットなどの補助具)を使ったり、負荷が少ないポーズにして動いていきます。
そして大事なのが、治療ではないということです。
ガンが治るとか、特定の症状が改善するという医学的根拠はありません。もちろん、結果的にそういったことにつながる可能性は大いにありますが。
なので、乳がんヨガをするには、必ず医師の許可を得てもらう必要があります。

そもそも「治る」っていうのは、ちょっと危険な言葉で、何か明確な共通の基準があるわけではありません。
何をもって「治った」というのかは、人それぞれ、実は主観的な言葉なんです。
だから「治る」に、あまり固執せずに、自分を癒すこと、快適にすることを目指した方がいいのではないかな?と思います。
そして、それこそが乳がんヨガが得意とするところです。
誰かが治してくれるのではなく、治すのは自分
「治す」という言葉が主観的な意味を、もっていることからもわかるように、自分を「治す」ことができるのは自分だけなんです。
医師・セラピストも含めて、家族や友達……自分以外の人たちは、あくまでサポーター。

自分の病気と、自分で向き合わなければ、前には進めない。
これは、誰しも共通して言えることだと思います。
ただ、それって簡単なことではないから、そのサポートとして乳がんヨガを大いに活用してもらいたいのです。
大事なのは、1人じゃないという思い
病気と向き合う上で、厄介な問題が孤独感。
これは物理的に1人であることではなく、心理的に1人だと思ってしまうことです。
例えば、私は一人暮らしで、1日の大半を1人で過ごします。
一日誰とも話さなかった……なんて日もありますが、それを孤独だと感じたことはありません。

逆に、誰かが側にいても、自分の気持ちに寄り添ってもらえていると自分で感じることができなければ、孤独を感じるものです。
だから、自分のありのままを受け入れて、気持ちに寄り添ってくれる人を作るのは、治療と同じか、むしろ、それ以上に大事なことだと思うんです。
実際の乳がんヨガのレッスン後には、お茶をしながら、いろんな話をしたりと患者さん同士のコミュニティが出来上がることもあるようです。
病気と向き合うのは自分自身だけど、1人で全部抱えるのは無理。
倒れそうになった時に、支えてくれる人や一緒に頑張っている人がいると思えるだけで、踏ん張れると思うのです。
選択肢はある。そしてどれを選ぶかは自分で決めていい
人は「選択肢がない」と思い込んでしまうと、追い詰められてしまうそうです。
でも、実は、選択肢がないと思ってしまうのは、思い込みです。
確かに、自分の価値観の範囲内だけで見ていると、選択肢はかなり限られてきます。
自分に厳しい頑張り屋さんは、特に。

自分の価値観を捨てる必要はありませんが、自分の価値観から自由になる必要はあると思います。
自分の価値観という箱の中から、一旦出てみると、外には無限の可能性が広がっています。
そうすれば選択肢がない!と追い詰められることもなくなると思います。
講座の中で印象的だった言葉に「自分を傷つけるのは、自分だけ」というものがありました。
裏を返せば、「自分を癒せるのも自分だけ」っていうこと。
どっちを選択するも自分次第で、そしてどっちを選択するも自分の自由なんです。
とはいえ、それって簡単なことじゃないよね
自分の価値観から自由になることって、知らない世界に一歩踏み出すことだから、勇気がいることだし、いざ、外に踏み出してみたら、価値観を押し付けてくる人たちもいる。(これがかなり厄介なのです……)
そんな中で、自分にとって最良の選択をするためには、まず、自分がどうしたいのかを知ることです。
それって、まさに自分と向き合うってこと。

自分の呼吸や体に意識を向けるヨガは、自分と向き合うには最適なツールだと思います。
実際私は、かなりヨガに助けられたし、その経験がヨガインストラクターになろうと思ったきっかけでもあります。(乳がんになった時ではなく、母が亡くなってかなり病んでた時期に)
乳がんヨガは自分らしく生きていくためのサポーター
乳がんになっても、私たちは生きていて、そしてこれからも生きていきます。
私は、ガンになったから、もう人生終わりだ!なんてことは、決して思っていなくて、むしろ、ガンとともに歩んでいく第2の人生が始まった……そんな風に捉えています。

ガンだろうが、ガンじゃなかろうが、人生が終わる日は必ず来るんです。
それなら、いつ死ぬかを考えながら生きるより、どう生きるかを考えながら生きたいと私は思っています。
ガン患者ではあるけど、病人になるつもりはさらさらないし、これからどんな人生にしていくかワクワクしています。
そのために、乳がんヨガは私の強い味方になってくれると思います。
そして、同じように乳がんヨガによって、自分らしい人生を歩める人がたくさんいるんじゃないかと、養成講座を受けてみて確信しています。
福岡で受けられる乳がんヨガ
私は、今回、BCY Institute Japanで乳がんヨガ指導者養成講座を受けました。
まだ、私は「乳がんヨガ」というレッスンは行っていません。
ただ、通常のレッスンの中であっても、その方に合わせてレッスンを行うことはできると思いますので、ご相談いただければと思います。(ご希望に添えない場合もあるかもしれませんが)

レッスンはこちらでやっています↓
隠れ家YOGA
福岡で受けられる乳がんヨガ↓
Yoga PRARI
たまよが
Igureggu yoga(イグレグヨガ)
自分を含め、少しでも多くの乳がん患者さんが、自分らしい人生を生きられるよう願っています。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!