ガン検診を受けるのなら、ガンになったらどうするかを考えておくべきと思った話


どーも、こんにちは!アトピーで乳がんだけど元気にヨガインストラクターしているaya.です!


2人に1人がガンになる時代。芸能人でもガンになってそれをカミングアウトして頑張ってらっしゃる方がいらっしゃいますね。
かく言う私も一年前に乳がんステージ4と診断を受け、今も治療中です。


ただ、近年の、ただひたすらに「定期検診を」「早期発見早期治療を」と繰り返すのには、ちょっとだけ違和感を感じるんです。

続きはこちら→その②



で、ガンが見つかったらどうするの??


では、いざ見つかった時どうするか。
ここまで考えて検診を受けている人はどれくらいいるでしょうか?
恐らくほとんどいないんじゃないでしょうか。


それは、どこか自分は「大丈夫」だと思っているからじゃないかと思います。
怖いから考えたくないって言うのもあるかもしれません。「大丈夫」を確認して、安心するために検診を受けているんですよね。


定期検診を受けていない人は、何かしら程度症状が出て病院に行くでしょうから、事前に自分で調べたりして、多少は心構えができている場合が多いと思いますが、定期検診を安心のために受けていたらどうでしょう?


「大丈夫」が前提であれば、もしガンが見つかった場合、「ちゃんと定期検診受けていたのにどうして?!」ってパニックになってしまうのではないでしょうか?


そうならないために、定期検診を受けるのであれば、それとセットで、ガンが見つかったら自分はどうしたいのかを考えておく必要があると思うんです。

私が3年間検診を受けなかった理由


私は、2015年に胸にしこりがあること、そこに手が当たったりすると、かなり痛むことから病院で検査を受けました。その時はマンモグラフィーとエコーだけでした。


その結果、良性と診断され、特に何も処置は必要ないと言われました。


ちょうど同じ時期から私は、自然療法や代替医療、人間の体の仕組みについての勉強を始めました。


その中で、自分がガンになった時、家族がガンになった時どうするかを考える機会があり、世の中には西洋医学以外にも病気を治す方法がたくさんあることを知りました。


それから2018年に検査をしてガンが発覚するまでの間、私は検診を受けませんでした。なぜ受けなかったかというと、なんの症状もないのに検診を受けることに対して疑問があったからです。


この判断に対して、周りから非難も受けましたが、私としては良かったと思っています。


なぜなら、この3年間があったからこそ、ガンと診断されたショックから、すぐに立ち直ってやるべきことをやることができたと思っているからです。


それに、もし初期で、すぐ手術できる時にガンが見つかっていたら、手術を避けられなかったと思うからです。私のガンは見つかった時、4.8センチまで成長していて、服の上からでもハッキリ認識できるくらいでした。


手術するには大きくなりすぎていたので、小さくしてから手術するしかなく、いわゆる猶予期間があったんです。だからその間に色々な治療を試すことができました。


私の希望を聞いてくれる先生とも出会えたおかげで、私の胸は無事に残っています。

具体的にどんなことを考えればいいのか?


1.一体どういう治療があるのか?(西洋医学・それ以外)
2.自分はどんな風に治療をしていきたいか?

ざっくりと、この2つについて考えておいたらいいと思います。

1.一体どういう治療があるのか?


まずは、西洋医学について、標準治療と呼ばれる一般的な治療の流れや治療の副作用について。
乳がんの標準治療について
抗がん剤の副作用について
ホルモン治療の副作用について etc……

標準治療以外にどんな治療があるのか?
凍結療法
陽子線治療 etc……


次に西洋医学以外の治療はどんなものがあるのか。
これについては賛否両論あると思います。日本では西洋医学の治療が一般的ですから、それ以外のものは信じられない人も多いのが現状です。


でも、だからこそ、元気で余裕がある時に調べておいて欲しいんです。
馴染みがない治療であるがゆえに、信頼できる治療家を探すのも、その治療がどういうものなのかを理解するのにも時間がかかるからです。


自分がよく知らないものをシャットダウンしてしまうことは簡単です。でも、もう少しフラットな視点で見てみると視野が広がると思うんです。


「これしかない」とあきらめずに「他に方法があるかも」と視点を変える柔軟性を持って欲しいと思います。だって、一度しかない自分の人生ですよ!!

参考までに、私が行っている治療をご紹介しておきます


まず、標準治療であるホルモン療法
代替医療、自然療法と呼ばれる治療が、ホメオパシー、フラワーエッセンス、ごしんじょう療法


ホメオパシー、フラワーエッセンス関してはネットでは、なかなかちゃんとした情報が載ってなくて、リンクが貼れませんでした。


ホメオパシーは、資格を持ったホメオパスに、レメディーというものを処方してもらいます。私の乳がんが発覚した時に、たまたまガンに詳しい外国のホメオパスの先生が東京にいらっしゃることがわかって、私がお世話になっていたホメオパスの方が尽力してくださり、その先生にレメディーを処方していただきました。その時に先生を招致していたのが「樫の木堂」さんです。このサイトを見てもなんのこっちゃだと思うけど、一応貼っておきます。

お世話になっとる、レメディー、フラワーエッセンスたち



ごしんじょう療法に関しては、リンクを貼っている貴峰道へ3ヶ月に一回くらい、普段は春日のうえぞの整骨院で治療を受けています。


元気になるならどれでもいい


最初に断った通り、あくまで参考までに私がやっていることを書きました。私は西洋医学を否定する気もないし、自然療法や代替医療を勧める気もサラサラありません。


ただ、知らないことで選択肢が狭まるのは勿体無いと思うんです。
どんな方法であれ、元気になって幸せに暮らせるのなら、それでいいと思います。


西洋医学を信じる人はそうでない医療をインチキ医療と批判し、自然療法や代替医療を信じる人は西洋医学を批判しがちです。でも、どっちも患者さんが病気から解放されて元気になるためのものなんだよね?白か黒か?じゃなくて、もう少し柔軟でいいんじゃない?


どちらが正しいかで戦うのではなく、お互いのいいところ取りしたらいいんじゃないかなって私は思っています。

2.自分はどういう風に治療していきたいか?


私自身の話をしますと、私はどうしても抗がん剤使うこと、手術をすることは避けたかったんです。


私はヨガインストラクターをしていて、仕事をしながら治療をしたいと考えていました。抗がん剤を使えば、副作用で体がしんどくなってヨガができなくなるかもしれない。その上、髪も抜けて自分のメンタルが保てるか自信がない。
手術をしてしまったら、思うように動けなくなるかもしれない。


また、抗がん剤という薬が、体に対して及ぼす影響と副作用や、悪いところを切り取ってしまうということが、どうしても受け入れ難かったからです。


そういう考えに至ったのは、先ほども書いたように自然療法や代替医療、人間の体について学んだり、生と死について考える機会が普通の人より多かったからかもしれません。


とはいえ、まだまだ私の知識では自然療法や代替医療だけで治療するには心許なさすぎるし、かと言って西洋医学を選べば抗がん剤や手術は免れない。(セカンドオピニオンをして転院する前の病院では、半年抗がん剤をして手術をすると言われていました)なまじ選択肢が多いがゆえに迷わなければいけなくて、それが病名を告げられたばかりで不安定な精神状態には少しこたえました。


白黒つけなくていいじゃんって先ほど書きましたが、それはこの時の経験から思ったことでもあります。実際自分がなってみてわかったことですが、患者さんって病気以外にも、家族だったり、病院だったり、担当の先生だったり、色んなものと向き合わなければいけません。


今の日本で、西洋医学の医療を全く受けないというのは不可能に近いと思います。揺るぎない強い意志と沢山のお金と行動力が求められます。
それらすべてを持っている人はいいかもしれませんが、ほとんどの人は難しいと思います。もちろん私も無理です。


だから、絶対に譲れない点を決めたら、それ以外はうまく折り合いをつける。
そういう知恵が必要だと思います。


でも、結果的には、そのおかげで抗がん剤も手術もせずに、1年で、腫瘍の大きさは4.8センチから2.4センチまで縮小し、転移の疑いがあった肺の影も消えました。




ガンになる前から、選択肢を増やしておくことは、病気になっても生活の質をそんなに下げずに治療していけることに繋がるんではないかと私は思っています。


一番大事なのはメンタル(モチベーション)を保てるかどうか


どんなにいい治療法でも、どんなによく効く薬でも、本人が病気から解放されようと思わない限りは効果はないと思っています。


これは、うつ病になった母を見ていて思ったこと。入院して1週間くらいして、一旦劇的に症状が回復したんです。だけど、私の母は、いいところを素直に喜ぶんじゃなく、ダメなところを探してしまうタイプだったので、劇的に良くなった後、症状の改善が少し停滞してくると「自分は治らない」と決めてしまったんですね。


そうなってからは坂道を転がり落ちるように、また悪化していって、結局元に戻ることはありませんでした。


先ほども書いた通り、私が抗がん剤や手術を選ばなかった理由は、自分のメンタルを保つ自信がなかったからです。ここが崩れてしまったら絶対ダメだと本能的に思いました。


治療っていうのは楽なものじゃありません。だけど、自分で納得して自分で決めたものであれば何とか頑張れると思うんです。逆に自分の意見を無視されて、先生や家族に勝手に決められてしまったら辛いことがあった時にどうしても、先生や家族のせいにしたくなっちゃう。


人のせいにするのって一見、責任を回避してるから楽そうに見えるけど、実はすごく虚しいことだと思います。だって、人のせいにしたって何も変わらないから。先生や家族を責めても、辛さを肩代わりしてもらうことはできないんです。


どっちにしても自分が辛い思いをするしかないのなら、自分で決めて自分で選んだ辛さの方がいいと私は思うんですよね。どうかな??

検診をガンについて考える機会にしてみてほしい


と、いうわけで、初めに戻りますが、検診を、安心のためだけじゃなく、ガンについて考える機会にしてみてほしいなっと思うわけです。


結婚したり、子供ができたり、ライフスタイルが変わってくれば、自分がどんな風に治療したいかも変わってくるはず。だから検診を受けるたびに見直しをしてみたらいいんじゃないかと思います。


と、言っても「ガンになったらどうしよう〜」とむやみやたらに恐れるんではなくて、「こういう治療もあるのか、じゃあ今の生活にそんなに影響なく治療できるかもなー」とか「もし自分がガンだったらこの病院のこの治療をやってみようかな」みたいに、そこに感情は入れずにシンプルに考えてみてほしいんです。


怖くなったら、私を見てください。ステージ4の乳がんで肺に転移(消えたけど)リンパに転移していてもこんなに元気な人もいるんですよ(笑)


怖いことだからこそ、元気で余裕があるうちに考えておく。それができているか、できていないかで実際にガンになった時のダメージは全然違ってきます。


病気だろうが、病気じゃなかろうが、元気に幸せに生きていきましょう!!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!